2026年9月調査内製・外注・AIを同条件で試算公開料金と出典つき

コールセンター外注の費用相場と
AIとの比較|料金体系・内製との試算

コールセンターを外注(アウトソーシング・BPO)すると月いくらかかるのか。内製で人を採用する場合や、AIに電話を受けさせる場合と比べて高いのか安いのか。このページでは、有人コールセンター外注の料金体系と公開されている相場を出典つきで整理し、自社採用のコスト、AIコールセンターの料金の型と並べて、同じ月間件数で3つを比べる試算の考え方を示します。あわせて、AIに寄せられる用件・寄せられない用件と、外注とAIを併用する設計、切り替えの進め方までをまとめました。

公開日:2026年9月23日|更新日:2026年9月23日|執筆:株式会社Rabona AI 編集部|監修:代表取締役 鳥邉 翔
このページの要点

コールセンター外注の料金体系

コールセンター外注(アウトソーシング・BPO)の料金は、「初期費用」と「運用費」の組み合わせで決まり、運用費の課金方式は月額固定型・従量課金型・席数(時間)課金型の3つが基本です。アウトバウンド(発信)業務では、アポイント獲得件数などに応じて支払う成果報酬型も使われます。どの方式が安いかは、月間の件数と、件数の月ごとのぶれ方で決まります。

料金体系課金の考え方向いているケース/注意点
月額固定型 「月◯コールまで」を定額で対応し、上限を超えた分は1件ごとの超過料金(コールオーバー料金)がかかる 件数が毎月ほぼ一定の窓口。繁忙月に超過料金が積み上がるので、ピーク月の件数で試算する
従量課金型 1コールあたりの単価×件数。固定費は小さいが、1件あたりの単価は月額固定型より高めに設定されるのが一般的 件数が少ない、または季節変動が大きい窓口。件数が増えると月額固定型より割高になる分岐点がある
席数・時間課金型 専任オペレーターの席(ブース)を月単位や時間単位で確保する。件数ではなく稼働時間に払う 件数が多く、専門知識や自社システムの操作が必要な窓口。件数が少ないと空き時間にも払うことになる
成果報酬型(主にアウトバウンド) アポイント獲得・契約獲得などの成果1件ごとに支払う。架電件数の従量課金と組み合わせることもある テレアポなど成果を定義できる業務。「成果」の定義と、無効とみなす条件を契約で明確にする

インバウンドとアウトバウンドで料金の形が違う

受電(インバウンド)は、いつ何件かかってくるかを発注側が決められません。そのため「受けた件数」か「待機している時間」に払う形になり、月額固定型か従量課金型が中心です。一方、発信(アウトバウンド)は架電リストの件数で作業量が決まるため、架電1件あたりの従量課金か、成果報酬型が多く使われます。アウトバウンドはリストの質で成果が大きく変わるので、架電件数あたりの単価だけでなく、成果1件あたりの総額で比べる必要があります。

「電話代行」と「コールセンター外注」は別のサービス

料金を比べるときに混同しやすいのが、電話代行(秘書代行)とコールセンター外注の違いです。電話代行は会社名で電話を受け、用件と連絡先を聞き取って担当者に伝える取次・伝言が中心で、1件あたりの単価が低く設定されています。コールセンター外注は、マニュアルやFAQをもとにオペレーターが用件そのものを完結させる業務で、研修・マニュアル作成・品質管理の費用が乗るぶん単価が上がります。「1件200円」と「1件800円」は同じ仕事の値段の差ではなく、仕事の範囲の差であることが多い点に注意してください。

外注の費用相場(公開情報まとめ)

BPO事業者自身や比較メディアが公開している相場の記述を、出典ごとに並べます。いずれも各社が解説記事として示している目安であり、特定の見積額ではありません。複数の出典でおおむね重なるレンジを読み取るのが実用的です。

項目公開されている目安出典(2026年9月確認)
初期費用1万〜5万円NTTネクシア、日本テレネット
0〜5万円のケースもあれば、20〜50万円のケースも博報堂コンタクト&ロジスティクス
5万〜50万円(システム構築・研修・マニュアル作成)MiiTel(RevComm)
月額固定型月10万〜30万円程度NTTネクシア、NTTマーケティングアクトProCX
1コールあたり100〜200円(月額固定型の場合)PRONIアイミツ
従量課金型(インバウンド)1コール300〜1,000円程度NTTネクシア、日本テレネット、MiiTel
1コール500〜1,000円程度NTTマーケティングアクトProCX
コールオーバー(超過)料金1件100〜250円程度PRONIアイミツ
専任席(席数型)1席 月20万〜50万円程度PRONIアイミツ
アウトバウンド1件250〜350円前後日本テレネット
1コール100〜500円程度。B2Bの商談獲得など高難度案件の成果報酬は1件数万円に達することもMiiTel(RevComm)

規模をそろえた比較:月1,000〜2,000件の想定

月1,000〜2,000件という規模をそろえて試算している公開資料として、IVRyのコラム(2026年6月公開)があります。そこでは、BPO型の外注が初期費用20万〜80万円・月額55万〜173万円・1コール400〜800円電話代行型が初期費用1万〜4万円・月額5.5万〜22万円・1コール100〜200円と整理されています。前述のとおり、両者の差は主に「用件を完結させるか、取り次ぐか」という業務範囲の差です。

実額を公開している例

大手BPOは料金を公開していません。通販支援のニッセンLINXがまとめた比較記事でも、ベルシステム24、りらいあコミュニケーションズ、KDDIエボルバ、トランス・コスモスなどの料金欄は「お問合せ」となっています。実額が公式サイトで確認できるのは、中小規模の代行会社が中心です。

サービス(公式料金ページ)公開料金(税別)1件あたりに直すと
電話代行サービス株式会社「コールセンター代行」月50コール 25,000円〜、月300コール 95,000円〜(平日9〜18時)。超過は1コール300円〜。土日祝や21時までに広げると上がる300コール枠を使い切ると約317円
同「夜間休日電話代行」月額30,000〜64,000円(10〜100コール)、超過は1コール400円〜時間外は日中より単価が上がる
fondesk(電話の一次受け・取次)月額10,000円で50件まで、51件目以降1件200円(平日10〜17時)取次中心のため単価は低い

相場表の数字は、業務の難易度・受付時間・件数で数倍変わります。とくに夜間・土日祝の対応は割増専門知識が必要な技術サポートは1件1,000円を超えることがあると各社が注記しています。自社の見積を取るときは、件数だけでなく「受付時間帯」と「1件で完結させる範囲」を先に決めて伝えてください。

見積に出てこない外注コスト

外注の月額だけを比べると、実際の負担を見誤ります。発注側で発生し続ける費用と工数も並べておきます。

費目・工数内容確認ポイント
立ち上げ期間マニュアル作成・オペレーター研修・テスト受電開始までの期間と、その間の自社側の対応工数
マニュアル改定商品・料金・キャンペーンが変わるたびの更新と再研修改定は無償か有償か、反映までに何日かかるか
超過料金・割増コールオーバー料金、夜間・土日祝の割増繁忙月の件数と、時間外の入電割合で試算する
エスカレーション対応外注先で完結しない案件の社内対応社内に戻ってくる件数の割合。ここが多いと社内の電話は減らない
報告・品質管理応対記録の受け取り、定例会、モニタリング記録の粒度(全件の通話録音・テキストがあるか)と受け渡し方法
最低契約期間年契約・席の確保期間・解約予告期間縮小・切り替え時の撤退コスト

とくに見落とされやすいのがエスカレーション対応です。外注先が「担当者から折り返します」と受けた件は、結局社内の誰かが電話をかけ直します。外注後も社内の電話対応が思ったほど減らない場合、原因はたいていここにあります。

内製(自社採用)のコスト

自社でオペレーターを雇って受ける場合の、席あたりの基準額です。当サイトのAIコールセンターの費用相場と同じ算定方法・同じ出典を使っています。

項目金額出典・前提
コールセンタースタッフ 募集時平均時給1,484円リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」2026年2月度、三大都市圏
1席あたり人件費(月160時間)約23.7万円上記時給 × 160時間
CTI席料15,000円/月BIZTEL 公開価格
1席あたり月額合計約25万円社会保険料の事業主負担・採用・研修・管理者・場所の費用は含まず

この約25万円は下限に近い数字です。実際には、社会保険の加入対象になれば厚生年金(保険料率18.3%を労使で折半)や健康保険などの事業主負担が加わり、採用広告・研修期間の人件費・スーパーバイザーの人件費・席のスペースもかかります。深夜(22時〜5時)に働いてもらう場合は、労働基準法で2割5分以上の割増賃金が必要です。

内製の費用は「件数」ではなく「受付時間」で決まる

内製で見落とされやすいのは、電話が鳴っていない時間にも人件費がかかることです。平日9〜18時の窓口なら受付時間は月約180時間。1人では休憩・休暇・同時着信を埋められないため、件数が少なくても最低2名の体制になりがちです。受付を24時間365日に広げると、1席を常時埋めるだけで月約720時間、つまり4〜5人分の勤務時間が必要になり、深夜割増も乗ります。件数に比例して払う外注やAIと違い、内製は受付時間に比例して費用が増えます。

AIコールセンターの料金の型

AIコールセンター(会話型AIが電話に出て用件を聞き取り、案内・記録・有人への引き継ぎまで行う仕組み。AI電話対応とも呼ばれます)の料金は、有人の外注とは課金の単位が違います。

20サービスの料金公開状況と、1コール単価への換算方法はAIコールセンターの費用相場で詳しく扱っています。ここでは、有人の外注・内製と並べるために必要な「1コール単価」と「人に渡す件数」の考え方だけを使います。

AIの費用で最も効くのはAIが人に渡す件数(転送率)です。AIが自動で完結できなかった電話は、転送先で人が受けます。その人件費や外注費はAIの料金表には出てきませんが、比較では必ず足してください。企業の公式リリースで確認できた27事例では、AIの自動完結・自動化率は34〜96%と幅があります(AIコールセンター導入事例27選)。

月1,000件で内製・外注・AIを比べる試算

同じ窓口を3つの方法で運営した場合の月額を、考え方を示すために試算します。以下は仮定を置いた計算モデルであり、特定企業の見積でも、当社が約束できる数字でもありません。仮定を一つ変えるだけで順位が入れ替わることがあります。

試算の前提

仮定
月間入電件数1,000件(インバウンドのみ)
受付時間平日9〜18時(月20日、約180時間)
平均通話時間/後処理3分/2分
用件の性質定型の問い合わせ・受付が中心で、マニュアルで完結できるもの
AIが人に渡す割合20%(200件)。残り80%をAIが完結すると仮定
含めない費用社会保険料の事業主負担、採用・研修、管理者、各方式の初期費用、自社システム連携の構築費

試算結果

方式計算月額の目安
内製(2名体制)1,484円 × 160時間 × 2名 + CTI席料 15,000円 × 2席約50万円
外注・月額固定型1コール100〜200円 × 1,000件(公開相場)約10万〜20万円
外注・従量課金型1コール300〜1,000円 × 1,000件(公開相場)約30万〜100万円
外注・公開料金の例電話代行サービス株式会社 コールセンター代行 300コール枠 95,000円 + 超過700件 × 300円(税別、平日9〜18時)約30.5万円〜
AI単独公開価格帯の製品の場合(基本料+従量+転送通話料+SMS。費用相場の試算モデル)約3.3万円
AI+人(転送分を外注)AI 約3.3万円 + 200件 × 300〜1,000円約9万〜23万円

この試算から読み取れること

受付時間を24時間に広げると差が開く

上の試算は平日日中だけの窓口です。夜間・土日も受けたい場合、内製は前述のとおり4〜5人分の勤務時間と深夜割増が必要になり、外注も時間外プランは単価が上がります(前掲の公開料金では夜間休日の超過単価は1コール400円〜)。分単位の従量課金型のAIは、受付時間を延ばしても通話が増えない限り費用はほぼ変わりません。AIとの費用差がもっとも大きく出るのは、件数は多くないが受付時間を長くしたい窓口です。夜間から始める進め方はコールセンター無人化の現実解で整理しています。

当社導入先の実測

当社のAIコールセンターを導入した株式会社宝宮設備様(神奈川県厚木市・エアコン工事・給湯器交換)では、1日20〜50件の設置後フォロー受電の約9割をAIが完結し、人が対応するのは緊急性が高いもの・判断が必要なものの約1割だけになりました。削減できた工数は数百時間規模で、電話対応のための採用も不要になっています。用件が設置後フォローに絞られている窓口での数字なので、代表電話のように用件が広い窓口では自動化率は下がります(宝宮設備様の導入事例)。

AIに寄せられる用件・寄せられない用件

外注とAIのどちらに任せるかは、費用よりも先に用件の性質で決まります。直近1か月の入電を用件別に数え、次の表に当てはめてみてください。

AIに寄せやすい用件人(外注・社内)に残す用件
営業時間・所在地・料金など、答えが決まっている質問クレーム・謝罪・補償の交渉
予約・変更・キャンセルの受付例外判断が必要な相談(規定外の返品・返金など)
配送状況・手続き状況の確認(システム連携がある場合)契約内容の説明や意思確認など、慎重さが求められる手続き
資料請求・折り返し依頼の受付(住所などはSMSのフォームに逃がす)技術的に複雑な問い合わせ、状況が毎回違うトラブル対応
夜間・休日の一次受付と用件の記録命や安全に関わる緊急の連絡(AIは即時に人へ転送する設計にする)
日程確認・リマインドなどの定型的な架電機械の応対を望まないお客様(人につながる経路を必ず残す)

AIが苦手とするのは、住所や漢字氏名の聞き取りと、答えが決まっていない相談です。前者は通話中にSMSでフォームを送る設計でかなり緩和できますが、後者は人に任せるべき領域です。どこまで任せられるかの詳細はAIコールセンターのデメリット8つと対処法にまとめています。業種ごとの用件の内訳は、EC・通販賃貸管理配送・設置工事などの業種別ページで具体例を挙げています。

外注とAIの併用パターン

外注かAIかの二択にする必要はありません。すでに外注している企業ほど、併用から始めるほうが現実的です。

  1. AIが一次受け、人が必要な件だけ外注先へ
    すべての電話をAIが受け、定型用件はAIで完結、それ以外は用件を聞き取ったうえで外注先(または社内)に転送します。外注先は例外対応に集中でき、従量課金型なら外注費は転送件数ぶんだけになります。
  2. 時間で分ける
    日中は現行の外注・社内体制のまま、夜間・土日・繁忙期のあふれ呼だけをAIが受けます。既存体制に手を入れずに始められるので、最初の検証に向いています。
  3. 用件で分ける
    番号案内や入口の聞き取りで「予約」「状況確認」など定型用件だけをAIに振り分け、相談系は外注先に残します。用件別の件数が把握できている窓口で有効です。
  4. 受電は外注、架電はAI
    日程確認やリマインドなどの定型的な発信をAIに任せ、受電は現行の外注先に残す形です。かけ直しが多い発信業務ほど効果が出ます。

どのパターンでも、AIから人へ渡すときに聞き取った内容を記録として一緒に渡せるかが重要です。お客様に同じ説明を2回させない設計にしないと、併用によって顧客体験が下がります。

外注からの切り替え・導入の進め方

  1. 入電の内訳を数える
    外注先の月次レポートや通話記録から、用件別の件数、平均通話時間、時間帯別の件数、社内にエスカレーションされた件数を取り出します。内製なら直近1か月を用件別に数えます。
  2. 用件を3つに分ける
    「AIで完結できる」「AIが聞き取って人に渡す」「最初から人が受ける」に分類し、それぞれの件数から前章の式で費用を試算します。
  3. 現行契約を確認する
    外注契約の最低契約期間、解約・縮小の予告期間、月額固定の枠の見直し時期を確認します。切り替えの時期はここで決まります。
  4. 範囲を限って並行稼働する
    夜間・あふれ呼・特定の用件など、失敗しても影響の小さい範囲からAIを動かし、現行体制と並行させます。当社導入先では約1週間で任せられる応対精度に到達しましたが、期間は用件の数と複雑さで変わります。
  5. 指標で判断する
    自動完結率、人への転送率、途中で切られた率、1件あたりの総費用、社内に戻ってきた件数を、切り替え前と同じ定義で比べます。
  6. 外注の範囲を見直す
    AIに移せた件数が安定してから、外注の月額固定枠や席数を縮小します。先に外注を減らすと、AIが渡した件の受け皿がなくなります。

サービスの選び方と比較観点はAIコールセンター比較20選、全体像はAIコールセンターとは|完全ガイドにまとめています。

よくある質問

コールセンターを外注すると費用はいくらかかりますか?
公開されている相場では、初期費用が1万〜5万円程度(業務によっては20万〜50万円以上)、運用費は月額固定型で月10万〜30万円程度、従量課金型でインバウンド1コール300〜1,000円程度、専任席を確保する場合は1席月20万〜50万円程度です(NTTネクシア、日本テレネット、PRONIアイミツなどの解説記事)。月1,000〜2,000件規模を想定したIVRyのコラムでは、用件を完結させるBPO型で月額55万〜173万円、取次中心の電話代行型で月額5.5万〜22万円と整理されています。業務範囲・受付時間・件数で数倍変わるため、見積は条件をそろえて取ってください。
月額固定型と従量課金型はどちらが安いですか?
毎月の件数が安定していて多い窓口は月額固定型、件数が少ないか月ごとの変動が大きい窓口は従量課金型が有利になりやすいです。月額固定型は上限を超えると1件ごとの超過料金(相場は1件100〜250円程度)がかかるため、繁忙月の件数で試算してください。両方の見積を取り、過去12か月の月別件数を当てはめて年額で比べるのが確実です。
外注と内製ではどちらが安いですか?
件数が少ない窓口では外注のほうが安くなりやすいです。内製は電話が鳴っていない時間にも人件費がかかり、平日9〜18時の窓口でも途切れなく受けるには2名体制が必要になりがちです。コールセンタースタッフの募集時平均時給1,484円(リクルート、2026年2月度、三大都市圏)で2名を月160時間ずつ雇い、CTI席料を加えると月約50万円で、社会保険料や採用・研修費は別です。件数が多く、自社システムの操作や専門知識が必要な窓口では、内製のほうが品質と費用の両面で有利になることもあります。
AIコールセンターは外注より安いですか?
定型用件が多い窓口では安くなる可能性が高いですが、AIが人に渡す件の処理費を必ず足して比べてください。月1,000件・平均3分・転送20%の仮定では、公開価格帯のAIの費用は月約3.3万円、転送された200件を外注で処理すると合計で月約9万〜23万円という試算になります。コールセンター規模のAI製品は個別見積が多く、基本料だけで月15万円以上になる例もあるため、その場合は月額固定型の外注と費用が近づきます。いずれも仮定にもとづく試算で、約束できる数字ではありません。
電話代行とコールセンター外注の違いは何ですか?
電話代行は会社名で電話を受けて用件と連絡先を聞き取り、担当者に伝える取次・伝言が中心で、1件あたり100〜200円程度と単価が低めです。コールセンター外注はマニュアルやFAQをもとに用件そのものを完結させる業務で、研修・マニュアル作成・品質管理の費用が乗るため1件400〜800円程度(BPO型、IVRyのコラムによる整理)と単価が上がります。料金を比べるときは、この業務範囲をそろえることが前提です。
すでに外注していますが、AIに切り替えるべきですか?
全面切り替えより、併用から始めることをおすすめします。外注先の月次レポートから用件別の件数を取り出し、定型用件の割合が高ければ、夜間・あふれ呼・特定の用件だけをAIに任せて並行稼働させます。AIで完結できる件数が安定してから外注の固定枠や席数を縮小すれば、受け皿を失わずに移行できます。切り替え前に、外注契約の最低契約期間と解約予告期間を必ず確認してください。
AIに任せないほうがよい電話はどんなものですか?
クレームや補償の交渉、規定外の返品・返金のような例外判断、契約内容の説明など慎重さが求められる手続き、状況が毎回違う技術的なトラブル対応は、人に残すべき領域です。命や安全に関わる緊急の連絡は、AIが受けた場合も即時に人へ転送する設計にします。また、機械の応対を望まないお客様のために、人につながる経路は必ず残してください。
夜間や土日だけ外注・AIに任せることはできますか?
どちらも可能です。有人の外注は夜間休日専用のプランがあり、公開料金の例では月額30,000〜64,000円(10〜100コール)、超過1コール400円〜と、日中より単価が上がります。分単位の従量課金型のAIは、受付時間を延ばしても通話件数が増えない限り費用はほぼ変わりません。件数は多くないが受付時間を長くしたい窓口ほど、AIとの費用差が大きく出ます。

まとめ:外注かAIかではなく、用件ごとに受け手を決める

コールセンター外注の費用は、料金体系(月額固定・従量・席数)と業務範囲(取次か完結か)で数倍変わります。内製は件数ではなく受付時間に比例して費用が増え、AIは件数と「人に渡す割合」で費用が決まります。3つの費用構造がまったく違うため、どれが安いかは自社の件数・受付時間・用件の内訳を当てはめて初めて分かります。

現実的なのは、定型用件はAI、例外対応は外注先または社内という分担です。まず直近1か月の入電を用件別に数え、「AIで完結できる件数」と「人が受ける件数」を分けて試算してください。その数字が、外注の見積とAIの見積を同じ土俵で比べるための出発点になります。

今の外注費・人件費と、AI併用時の費用を並べて試算します

Rabona AI のAIコールセンターは、受電・架電の両方に対応し、通話中のSMS送信・有人への引き継ぎ・通話記録の自動通知までを一連のフローとして設計できます。現在の外注先の月次レポートや入電の内訳をもとに、AIに寄せられる件数と、人に残す件数の切り分けからお手伝いします。

本ページで参照した出典

記載内容は2026年9月時点の公開情報にもとづきます。外注の相場は各社が解説記事として示している目安であり、特定の見積額ではありません。料金は各社で変更されることがあるため、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。試算は仮定を置いた計算モデルで、効果や費用を約束するものではありません。当社(株式会社Rabona AI)はAIコールセンターの提供事業者であり、本ページには自社サービスの案内を含みます。

この記事の監修者
鳥邉 翔(株式会社Rabona AI 代表取締役)

電話業務のAI自動化を手がける株式会社Rabona AIの代表取締役。AIによる電話の受電・架電サービス「AIコールセンター」「AIテレアポ Rabona AI」などの音声AIプロダクトの開発・提供を統括している。本サイトの記事は、公開されている一次ソース(各社公式サイト・公式プレスリリース・公的統計)にもとづき編集部が執筆し、音声AIの開発・運用実務の観点から監修している。